東芝は通期決算に承認なしで決算発表をする予定。上場審査には影響ありません。

会計監査情報

東芝がこの3月の決算を監査法人の承認なしで発表し、それが上場維持の審査に影響する可能性がある、とされていますが、これは誤りです。

3月の決算は6月末までに開催される株主総会後に監査報告書付で有価証券報告書を出しますので、それまでに間に合えばOKです。会社法の計算書類に監査意見をつけるのはもう少し早いですが、いずれにしても決算発表において上場維持が問われることはありません。

この程度で上場廃止になるのであればとっくになっているはずですし、そもそも、今、誰が監査をしているのか分かりません。監査自体、されていないのではないかとも思います。

問題はいつまでたっても何が問題かはっきりしない状況であり、監査がされているのか、されていないのかもわからない状況です。いつまでも関係筋からの情報では、などというリーク記事が出ていること自体も情報統制が社内でまったくできていないことが分かります。

東芝の問題、いったい誰が責任者なのかもはや分かりません。