私たちは、顧客満足を本気で考え、その最大化のためにはあらゆる努力を忘れてはならない。また、顧客満足を本気で実現するためには社員の満足、地域社会への貢献が必須であり、パートナーへの還元は顧客満足を最大化した結果としてもたらされるものであることを理解しなければならない。このことは決してパートナーを軽視するということではなく、顧客、社員、地域社会への真の貢献なしに、パートナーに対しても真の貢献ができないということを再認識するためのものである。

上記のような志を常に実現できる「良い法人」の実現に向け、本企業行動基準(以下「行動基準」)を掲げる。

顧客の視点

ビジネスにかかわるすべての方々に、画期的なアイディアを含む高品質なサービスを安定的に供給し、また顧客の立場に立った正確な情報を、迅速かつ適切に提供することにより、さすが「アルテ監査法人」といわれるような会社となること。

従業員の視点

社員一人ひとりがアルテ監査法人の社員であることに誇りと愛着を持ち、「人生の貴重な時を、アルテ監査法人で働けることは素晴らしい」と実感できること。高い志と能力を持つ人達が憧れる会社となること。

地域社会への貢献の視点

高い倫理観に貫かれた経営の下、日々の活動において法令・規則の遵守(コンプライアンス)を徹底すること。事業活動を通じ、また、有益な社会事業を通じ、良き企業市民として社会に貢献すること。

パートナーの視点

顧客、従業員、地域社会への貢献を十分にできずして、企業価値は増大しない。したがって、アルテ監査法人は顧客、従業員、地域社会への貢献が十分に達成され、企業価値が増大し、その結果がパートナーへの貢献につながることを常に肝に銘じなければならない。短期的なパートナー利益の確保は、結果としてパートナーの真の意味での利益につながらないことを理解しなければならない。

グループ企業へのメッセージ

アルテ監査法人の扱うビジネスが多岐にわたるようになった暁には、分権経営を行うことをコミットする。分権された組織は、自立的な経営を実践し、ベストプラクティスとなる経営により高い業績を実現し、国内外グループ 各社との連携を深め、さらに積極的提言を行うことにより、グループの発展に貢献することが求められる。
本行動基準は、アルテ監査法人の志と経営の基本指針を明らかにするものであり、 トップから一般社員に至るまで、全ての社員が共有し、理解し、実現すべきものである。そして、判断に迷った場合には、常に本行動基準にたちかえって判断をしなければならない。

私たちは、「顧客満足の最大化」を経営の原点に置き、持続的な高い成長力を持つ次のような「良い監査法人」となることを志す。